インプラント
インプラント治療について
歯科医療の発展によって、多くの人がきれいな歯を持てるようになりました。
美しい笑顔を取り戻したい方は、インプラント治療という選択肢があります。
インプラントとは
毎日の生活に歯は重要な役割を果たしています。
インプラントによる治療を行うと、自分の歯と同じように、噛んでおいしく食事をし、思いっきり笑うことができ、はっきりと話すことができるようになります。
- インプラントは、あごの骨に埋め込まれる純チタン製の小さなネジです。
- インプラントは、50年以上にわたり、研究・開発されている技術です。
入れ歯・ブリッジとの比較
■メリット
- 自分の歯と同じような感覚で噛むことができる
- 天然歯自分の歯と同じようにきれいで美しい
- 残った歯への影響が少ない
■デメリット
- 手術が必要
- 比較したとき治療費が高い
- 骨への定着期間を入れると治療期間が長い
■メリット
- 比較的治療が簡単で短期間
- 保険適用の入れ歯なら治療費が安い
-
■デメリット
- 噛み心地が悪く、硬いものを食べにくい場合が多い
- 食べ物が入れ歯に挟まって口の中が不衛生になりやすい
- ガタつきがあり違和感を感じる
- 留め金が見えて見た目がよくない
■メリット
- 固定式なのであまり違和感がない
- 治療が短期間
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■デメリット
- 両隣の健康な歯を削らなければならない
- 支えになる歯に大きな力の負担がかかる
- ブリッジと歯肉との間に食べ物のカスがつまりやすい
インプラントを考えるタイミング
インプラントによる治療は、次の場合に可能です。
- 病気で歯を失ったとき
年齢にかかわらず、虫歯・歯周病や歯根の炎症などが原因で歯を失うことがあります。インプラントは、天然歯とほとんど変わらない機能と見栄えを回復する治療方法です。 - 生まれつき歯が足りないとき
先天的に歯がないことによって隙間が生じることがあります。インプラントは、不足している歯を補うことができます。 - 事故によって歯を失ったとき
事故で歯を失うことがあっても、歯の状態によって、インプラント治療で以前の見た目と機能を取り戻すことができます。
インプラント治療を成功させるには、全身の健康状態、口腔内の衛生状態がよく、充分な骨の質と量が必要です。
インプラント治療が適しているかを判断できるのは、歯科医師です。また、より良い治療結果を実現し、インプラントを長く保つためには、歯科医師による綿密な治療計画が必要不可欠です。
事前に費用や術後のメンテナンスなどの説明を受けて、よく理解した上でインプラント治療を開始することをお勧めします。詳細については、歯科医師にご相談ください。
インプラント治療の流れ
歯科医師によるインプラント手術は、局部麻酔下で行われ、あごの骨にインプラント体(人工歯根)が埋め込まれます。
手術後の治療期間に、インプラント体と骨がしっかり結合し、その後にアバットメント(支台)、人工歯をインプラント体に取り付けます。
インプラントを長期的に維持させるには、インプラント治療した部分に限らず、口腔内全体を衛生的に保ち、定期検診を受けることが不可欠です。
- 患者さんの全身状態の問診と口腔内の状態の診査を行います。
- あごの骨の量と質を記録するため、口の中の型を取り、レントゲン・CT撮影を行います。
- これらのデータを用いて、一人ひとりの患者さんに適した治療計画を立案します。
- 局部麻酔をかけて、インプラント体を埋め込みます。
- インプラント体と骨が結合するまで、期間をおきます。
- 治癒期間は、インプラント体の種類、骨の健康状態、体調によって異なります。
- インプラント部分の精密な型取りを行います。
- 患者さんに適したアバットメントのデザインを選択し、装着します。
- アバットメントに適合し、患者さんの歯の形と色に合わせた人工歯を作ります。
- 口腔内にぴったりと合うことを確認し、インプラント体の上に取り付けます。
- 天然歯と同様に、よくお手入れしてください。
- 毎食後、そして、就寝前に、丁寧に歯磨きをしてください。
- 歯ブラシは柔らかいものを使用し、定期的に交換してください。
- 歯科医師による定期的なメンテナンスを受けてください。
インプラントにはさまざまなタイプがあり、インプラント治療があなたに最適な選択肢か、また、どのインプラントが最善の選択肢となるかについては、歯科医師にご相談ください。
インプラントにはCTが必要です
多くの歯科医院ではインプラント手術において、パノラマレントゲン撮影のみで、歯科医師の経験や勘に頼った手術を行っていることがあります。
パノラマレントゲンは全顎的な審査を行うためにはとても有効ですが、インプラント手術の術前検査としては完璧なものではありません。
インプラント治療の場合、骨にインプラントを埋め込むのですが、 このインプラントをしっかりと骨に固定をするためには、骨の立体的な形状をどれだけ正確に把握できるか?また、インプラントを埋入する位置が正確か?がポイントとなります。
インプラント手術においてCT撮影は必須です。
CT撮影を行うか否かも医院を選ぶうえでの判断材料にしていただければと思います。
インプラントを行う際にはCTでの撮影を行い、3次元のデジタル画像で骨の状態や神経の通り道である神経管の位置等把握した上で、綿密な治療計画を立てます。
実際の手術においてはサージカルガイドを使用し、安全確実なオペを致します。